明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年8月4日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落しました。　寄付きから大きく下げますが、その後急浮上し、前日比変わらず付近まで戻します。　しかし高値警戒からそれ以上買い進まれること無く水面下での攻防となり、引けにかけて利食いが勝ったと言った感じです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落して始まりました。　昨日の株式市場が終了してから始まった円高の流れは、米国市場が開いている時間帯には一旦小康状態を保っていました。　しかし、日本市場が開くタイミングに合わせたように再び円高の流れとなりました。　なんだか意図的に仕掛けたような動きに見えたのは、私だけでしょうか？

　９６００円で寄り付いた日経平均先物は、為替に引きずられるように値を崩して行きました。　止まったのは９５００円、心理的な節目なのかな？　為替も一旦もみ合いとなっていました。

　後場が始まる頃に更なる円高が待っていました。　日経平均先物は安寄りし、その後９５００円をも割り込みました。　後は横ばいで、９５００円でピタッと頭を抑えられた格好で大引けとなりました。

　業績の悪い企業が売られるのは仕方が無いにしても、好業績企業までも一緒になって叩き売られています。　それについて政府や日銀の発言が聞こえてきません。　ここまで円高が進んでいるのだから、緊急記者会見をするであるとか、何らかの対策を打つであるとか、黙って見ているだけでは税金泥棒と言われても仕方が無いですね。　何故、何も言わないのか？　殴られたら殴り返すぐらいの意気込みが欲しい場面です。　これって「いじめられっ子」のメカニズムと同じです。　殴られても殴り返さない、殴り返さないからまた殴られる。　アメリカは日本を守ってくれませんよ、菅さん！

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダックは下落しましたが、上昇トレンドが終わったような下げではなく、次の上昇の為に少し休んだと考えた方が良いのではないでしょうか。　次なる上昇が今夜か明日にはありそうです。

　一方日経平均先物は、為替の円高に悩まされています。　上でも申し上げましたが、誰かが意図的に動かしている相場に見えます。　円を買うから上がる、上がるから買う、かなり利益が出ているのではないでしょうか。　政府や日銀が何も言わず、何もせずでは、更なる円高の可能性があります。

　明日の日経平均株価予想は下です。　誰かが円高を止めない限り株価上昇は見込めません。　マスコミももっと報道し、政府をあおるべきではないでしょうか。

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