明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年5月25日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダックは共に下落してしまいました。　引き続きリスクマネーが流出しているととるべきなのでしょうか。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、また窓を空けて下で寄り付きました。　その後も売りが続き右肩下がりの展開となります。　横ばいの時間帯を挟み、前引けにかけて再び軟調となりました。

　後場は一段安の始まりとなり、９５００円をあっさり割り込みます。　さすがにここまで下げると値ごろ感からか少し買いが入り、９５００円を回復する場面も見られましたが、外部要因（特に円高）を考えると買いが続くはずも無く、２時半頃には本日の安値９４２０円をつけました。　大引けも反発らしいものは無く、安値圏で終了しました。

　市場は総弱気の状態で、底がどこか分からないと言った感じです。

明日の日経平均株価予想

　米国株安、朝鮮半島緊張、スペインの銀行国有化とよくもここまで悪材料が出てきたものです。　中でも一番恐いのは朝鮮半島です。　株価がどうだこうだでは無く、ミサイルが飛んでくる可能性は否定できません。　逃げようにも逃げられないというのが不安ですね。　イラク戦争のときにイスラエルにイラクのミサイルが着弾したことは記憶に新しいところです。　ただ、今回はどうでしょう？　北朝鮮が日本や韓国を攻撃するでしょうか？　仮に攻撃すれば自殺行為を意味しますので、いつものように経済支援を引き出す為の戦略かも知れません。

　暗い話ばかりしていても、気持ちが落ち込むだけなので、ひとつ明るい話をしてみたいと思います。　朝鮮半島の緊張と、スペインの銀行の国有化の話、以前にも似たような状況がありました。　２００３年のイラク戦争、そしてりそな銀行が国有化されたのも２００３年です。　その後株価はどうなったか？　りそな銀行国有化を合図に日経平均は上昇トレンドへと変化しました。　全く同じになるかどうか分かりませんが、今、陰の極であることは事実です。

　明日の日経平均株価予想は、今の時点では為替の落ち着き待ちとしか言えません。　８９円台に入ってきていますので、日経平均が上昇する為には、為替が反転してくれないと・・・わたし的には反転近しと見ているのですが・・・本日は以上です。

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