明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年5月11日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大幅上昇となりました。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は高く寄り付きました。　と、ここまでは予定通りだったのですが、その後がいけません。　１０時半頃から株価は下へ向かいます。　為替が円高方向に動き出したのも原因のひとつだと思います。　前引けは何とか昨日比変わらず付近で終わることができました。

　後場はマイナス圏からのスタートとなり、少し抵抗するのですが、しだいに売りに負けだらだらと下げて行きました。　２時半頃に再び売り込まれ、一時１０４００円を割り込む場面もありましたが、大引けは何とか１０４００円を守って引けました。

　みずほＦＧの増資の話が出てきました。　週内に上限８０００億円の普通株の発行登録を行った上で、５月中にも公募増資を決議する方向で最終調整している。（ロイターより引用）という内容の報道があったり、三井住友ＦＧが株式発行枠を増やすと言う話も流れ、これも市場を冷やす一因だったのではないでしょうか？　みずほが８０００億の増資をすると発行株数が約３０％増加することになるようです。　昨日の終値が１７１円ですので、これを１３０％と仮定すると、１００％は１３１円あたりとなりますので、もう少し下がありそうです。　ただ、８０００億では足りないと言う話もありますので、もっと下があるかも知れません。

明日の日経平均株価予想

　昨日のＮＹダウ、ナスダックは大幅に反発し、一日にして一目均衡表の雲の上に出てきました。　連日振れ幅が大きく、一目均衡表の雲が全く機能していないようです。　通常ならこれで安心と思いたいのですが、なぜかしっくりこない印象です。

　一方日経平均先物はついて行けませんでした。　再び一目均衡表の雲下抜けとなり、調整色が濃くなったようです。

　明日の日経平均株価予想は今のところ調整予想をしています。　少なくともＳＱが終わるまでは動けないような状況が続くのではないでしょうか。　本日は以上です。

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