明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年5月10日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に引き続き下落となりました。　ただ、値動きは一方的に下げる様子も無く、安値圏でのもみ合いと言ったイメージでした。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は為替の円高が一服し、多少戻ってきていたこともあってか寄り付きの下げ幅は限定的で、その後は順調に戻し、綺麗な右肩上がりが続きました。　米国株先物が時間外取引で大きく上昇していたことも追い風となったようです。　ギリシャ問題も市場が納得するような決着を見たのかも知れません。

　後場もしっかりとした印象で、１０５００円を割り込むと、すかさず買いが入り、上値を買う動きは限られてはいたものの、下値も堅いようすで、ほぼ高値圏で大引けとなりました。　この様子だと１１０００円までは比較的に早く戻すかも知れませんね。

明日の日経平均株価予想

　ギリシャ問題は一見落着と言った感じで時間外の米株は上昇しています。　今夜のＮＹダウやナスダックが楽しみです。　為替（ドル/円）も先週の異常な動きを是正する方向で動いています。　そんな先週、ストップロスに引っかかるなどして振り落とされた方も多かったものと思いますが、何故、いつまでもギリシャや南欧の問題を引きずるのか、理解しがたい状況です。　何処が助けるにせよ、どうしても助けないとユーロを維持することはできません。　ＧＭやＪＡＬのように一度潰しますか？　そんなことはできないと思いますよ。　と言うことは、早くから結果は見えています。　また何かの機会に下げる言い訳として使われるかも知れませんが、安くなったら拾う戦略で良いのではないでしょうか。

　明日の日経平均株価予想は、勿論続伸です。　下げすぎや上げすぎには必ずしっぺ返しがあるものです。　ただ、チャートが崩れてしまいましたので、明日、一気に一目均衡表の雲を上抜けすれば強さは再び戻ってくる可能性がありますが、そうでない場合は調整が長引くかも知れません。　今夜の米国市場、そして明日の日本市場は正念場かも知れません。　本日は以上です。

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