明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年3月31日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　上昇したと言ってももみ合いの範疇を抜けた訳ではなく、同じレンジでの動きと見るべきだと思います。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日とほぼ同じレベルでの始まりとなりました。　寄り付き直後は利食い売りに押されたのか、一旦下げる場面もありましたが、前場を通して横ばいの状況が続きました。　米国株が足踏み状態である為、日本株だけが上へ行くことはできないようです。

　後場は為替が円安方向に動いていた為、少し上へ居場所を移しましたが、やはり横ばいの流れは変わらず、狭いレンジでのもみ合いが続きました。　相場が動いたのは２時ごろです。　株価はしだいに軟調となり、マイナス圏へ沈みます。　地合いの悪い時であれば、一気に下がるところなのですが、売りも続かず、マイナス圏で推移しながらのもみ合い状態となり、そのまま大引けを迎えました。

　昨日上昇した為、本日は気迷い相場で強くも無いが弱くも無いと言う印象を受けました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは、昨日も申し上げた通り各種経済指標の発表待ちで動きが取れません。　今週一杯はこんな状態が続くのではないかと思います。

　気になるのはやはり為替（ドル/円）です。　今のところ円安の流れとなっていますが、ボリンジャーバンドの+２σを超えていますので、もう少しゆっくりでも良いのではないかと考えます。　もう少し時間をかけて１月の円の安値を抜いて欲しいものです。　そうなれば、円安の流れに拍車がかかり、１ドル１００円方向に動いて行くでしょう。　当然日経平均も１２０００円を試す展開となります。

　明日の日経平均株価予想は、曇りとしておきます。　米国市場が日柄調整中では、上昇は難しいと思います。　本日は以上です。

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