明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年3月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇しました。　日中は利食い売りに押され安くなる場面が続いたのですが、引けにかけて買われて上昇したようです。　少し調子が良すぎるような気がします。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日比変わらず付近での寄り付きとなりました。　本日はＳＱで先物の限月が先にずれますので、配当落ちを折り込んだ価格となります。（現物の日経平均株価は１０７７７.４９円と高い寄付きです）

　その後の日経平均先物は、昨日の終値を挟んで終日狭いレンジでのもみ合いが続きました。　今日も日中はほとんど動かず、方向性の無い一日でした。　やはり為替が動かないと日経平均先物も動きませんね。

明日の日経平均株価予想

　来週１６日と１７日に日銀金融政策決定会合が行われます。　今回は、更なる金融緩和があるのではないかと噂されています。　同じ１６日に米国ではＦＯＭＣが行われ、出口戦略について話し合われそうです。　今回利上げは無いとは思われますが、金融引き締めについての文言がどのように入れられるかに注目が集まりそうです。

　日本は利下げ方向、米国は利上げ方向を向いていますので、為替は円高より円安方向を目指す確立が高くなりそうです。

　では、日本株にどう影響するのかが気になります。　米国金融引き締めを受けてＮＹダウやナスダックは調整に入る可能性が高いと見ています。　最近の米国市場はスピード違反気味に推移していますので、この金融引き締め方向がきっかけとなりそうです。　それとは逆に為替が円安に向かいますので、好悪材料が混在することになります。　では、どっち？？？と言われそうですね。　ご心配無く。　米国株の調整は短期です。　利上げは無さそうな事と、過去の利上げ後は一時的に株は下げますが、すぐに戻ってきていました。

　来週の予想は前半もみ合い、後半上昇と予想します。　本日は以上です。

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