明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年3月1日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅に上昇しました。　日柄調整をしているような感じを受けます。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は米国同様小幅高で寄り付きました。　その後一旦下を試しに行きますが、すぐさま反転し、今度は上昇基調へと流れが変わりました。　為替が円安方向に動いた事が原因だと思われます。　

　後場は更なる円安を受けて寄付きから上昇し、１０２００円を挟んでのもみ合いとなりました。　しかし、為替の円安もそこまでで、どちらかと言うと円高気味に推移した事で、上値は重くなり、２時を過ぎた頃には下を向いてしまいました。　大引けでは少し戻しましたが、相変わらず為替主導の日本市場でした。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは日柄調整中で、大きな動きは無いようです。　ＮＹダウは今の値段を維持した場合、間もなく一目均衡表の雲を下に抜けてしまいます。　しかし、今週は雲の厚みの無いところに差し掛かりますので、どちらにも振れる可能性があります。　下振れには気をつけたいところなのですが、チャートの形状から考えて上振れするような気がします。　日中の動きを見ていても、下値には抵抗感を感じます。

　一方日経平均先物は厚い雲の中で前が見えない状態です。　市場に話題のない時期だけに、商いも閑散で動きも鈍く、為替と言う羅針盤を頼りに航行しているようです。　しかし、その為替も円高トレンド継続中で一目均衡表の雲を円高方向に抜けてしまいました。　まだまだ為替反転とはなりそうにありませんが、ユーロが落ち着いていることで方向感がなくなっているようでもあります。

　明日の日経平均株価予想は、米国株上昇に支えられ、高く寄り付くと予想します。　その後は為替の風任せと言ったところでしょうか。　春になるにはもう少し時間が必要です。　本日は以上です。

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