明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年2月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇しました。　欧州連合（ＥＵ）がギリシャへの財政支援で合意したことが材料だったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１００００円台での寄り付きとなりました。　しかし最近の傾向として、米株高＝円安ドル高と言う方程式が当てはまらなくなっていて、力強い上げではなかったようです。　その後しだいに下げて行き、１００００円こそ割れなかったものの米国ほどの勢いは感じませんでした。

　後場は前引けより少し高く始まり、２時過ぎまでもみ合いが続きます。　海外は連休前と言うことで、積極的な買いが入らずと言ったところでしょうか。　その後株価は下値を切り上げ始めます。　確認するとやはり為替が円安方向に動き始めていました。

　大引けは１０１００円の高値引けで、辛うじて本日のＳＱ値を上回りました。　現物の日経平均は残念ながら上回ることはできませんでした。　微妙なところですね。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは大きく上昇し、一目均衡表の雲の下限付近まできました。　雲の中にしっかり入って行けるか今夜の相場に注目です。

　一方為替が動きません。　円高止まりの状況が続いています。　外部環境から見てここから円高に大きく振れることは考えにくいと思うのですが、来週は中国がお正月休みに入りますので、更なる膠着状態が続く可能性が高いかも知れません。　日足の一目均衡表を見ても、雲の中に入っていますので、やはり上も下も重い状態です。

　来週の日経平均は、これも一目均衡表の雲の中に位置していますので、動きにくい状況となるでしょう。　ただ、一旦底を打った可能性が高いと思いますので、緩やかな右肩上がりを想定しています。　早く春がやって来ますように！　本日は以上です。

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