明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年2月5日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく下落しました。　前日のＡＤＰ雇用統計に対し、新規失業保険申請件数が多かったのが市場を冷やす原因とされています。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は大きく窓を空けて下落しました。　為替も大きく円高に振れていたことも日経平均や日経平均先物にとっての逆風となったようです。　早朝に８８円台だった為替もしだいに戻して８９円台に入ってきていましたので、寄付きから更に大きく売られることは無かったのですが、一時１００２０円と言う安値を付け、大台割れを想像させられる場面もありました。

　日経平均先物の動きは終日横ばいと言って良い状況で、今夜の米失業率発表を前に動きが取れなかったようです。

　東証１部で１５００銘柄以上も下落する中、先日来の悪役であるトヨタ自動車や、社長交代があった日立製作所の上昇が目立ちました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは、大きく下落し、今夜の失業率予想も各アナリストがばらばらの予想をしているようで、全くどうなるか分からない状況です。　ただ、昨日の悪材料で失業率悪化まで折り込んだ可能性がありますので、悪くてもそれほど下げず、良ければ暴騰のパターンも考えられます。　一目均衡表の雲を下抜けてしまっているので、今夜即帰って来てもらいたいものです。

　一方日経平均先物もＮＹダウやナスダック同様、大きく下落してしまいました。　本日の安値は１００２０円で、何とか大台が守れたようです。　そこでこの１００２０円に注目してください。

　昨年１１月２７日の安値と１月１５日の高値を足して２で割ると１００２０円になります。（日本の前後場のみ）

　9060+10980＝10020　　したがってちょうど半値戻しのラインで止まった形です。　そろそろ反転しても良いタイミングではないでしょうか。

　来週月曜日の寄り付きは、今夜の米失業率発表と、それを受けて株価はどう動くかにかかっています。　しかし先ほども申し上げましたが、悪いのは折り込み済みの可能性がありますので、個人的にはあまり悲観はしていません。　予想はしないほうが良いと思いますが、来週の相場は期待しています。　本日は以上です。

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