明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年1月26日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に予想通り下げ一服となったのですが、「弱い」と言う印象です。　投資家のセンチメントも急落しているようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０５００円で寄り付きました。　その後しばらく上にも下にも動かない状態となり、ただ時間だけが過ぎて行きました。　１０時を過ぎた頃、しだいに下値を切り上げ始めますが、僅かに円安方向に流れていた為替が動きを反転させると、それにつられて株価も下を向きました。

　後場もやはり為替にやられました。　中国の金融引き締め強化と言う報道が伝わると、為替が一気に円高となり、日経平均先物も後場寄りから大きく下げて始まりました。　１０４００円を上回るレベルでしばらくもみ合っていたのですが、１時半を過ぎたあたりから更に下落し、１０３２０円まで下げてしまいました。　その後小さな反発のような動きが見られたものの、大引けにかけてもう一度売り直され、本日の最安値１０３２０円をうかがいます。　大引けも力なく、１０３４０円で終了しました。

明日の日経平均株価予想

　米国市場はもう少し反発力があるかと期待していたのですが、実際はそうではありませんでした。　それを見て私と同じ印象を懐いた投資家はどういう行動に出るのか、私なら売りに回るかも知れません。　そして下のほうで買って利益の出ている銘柄などは、とりあえず現金化するのではないでしょうか。　普段は強気派の私も今は強気ではいられません。　米国はもう一度「ドスン」と来ても何ら不思議ではありません。　ＮＹダウは一目均衡表の雲の中に位置しています。　遅行線も実態を下抜いていますので、雲を下抜ける可能性があると思います。　雲の下限がちょうど１００００ドル付近ですので、１００００ドルを割れるのか？　持ちこたえられるのか？　に注目が集まるでしょう。

　一方日経平均のほうも米国株下落と円高に見舞われ、上がるはずも無く、決算発表の真最中でもありますので、よほどのインパクトのある好材料が飛び出さない限り、反転上昇は期待しないほうが良いと思います。

　と言うことで明日の日経平均株価予想は、下です。　外部環境しだいでは、１００００円割れも視野に入れておく必要がありそうです。　本日は以上です。

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