明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年1月13日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落して戻ってきました。　やはりアルコアの決算を嫌気したのでしょうか？　決算自体はそれほど悪いものでは無く、市場が期待しすぎていたと言う説もあるようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物はやはり下落して始まりました。　米国株安の影響もあったでしょうが、何と言っても為替が大きく円高に振れた事が大きかったと思います。　昨日の日本市場の大引け後に狙ったように１円以上も動いたのですから、たまったものではありません。

　寄り付き後の日経平均先物は、一旦戻しに入るのですが、やはり戻しきれず、前引けにかけて下落して行きました。　昨日の強さは何処へ行ってしまったのでしょう。

　後場は更に下げて始まりました。　しかし、先週のＳＱ値を下回ったことで押し目買いが入りだし、もみ合いを挟みながら株価は上昇を始めました。　しかし為替も思うように戻してはくれず、１０８００円を超えたところが後場の高値となり、大引けにかけて再び売りなおされる軟弱な相場展開となりました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは下落しましたが、今のところ弱いチャートには見えません。　市場の過熱を適当に冷ます良いきっかけになったように思います。　両市場共２５日移動平均線を下回ってはおらず、いつでも反騰に転じることが可能な形です。

　一方日経平均先物も、下げたからといって暗くなるような状態ではなく、年初から上げてきたことの反動安程度に考えておくべきかと思います。　これだけ下落してもまだ冷めない逆張り指標もあります。　もう１日二日の調整があっても何の不思議もありません。

　明日の日経平均株価予想は、今日の流れから考えて、調整を予想するべきかと思います。　大きく下げることは考えにくいので、本日の終値付近か小幅に安いところでの様子見相場となるでしょう。　ただ、今の日経平均先物は、為替に敏感ですので、意図的に為替が動いた場合はそれに従うしかない状況です。　本日は以上です。

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