明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年1月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安で戻ってきました。　ナスダックが下がったと言ってもザラバでは新高値をつける動きで、両市場とも強い動きと言うべきでしょう。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅安で始まりました。　為替の円安が一服していたことと、米国市場の引け後に発表されたアルコアの業績が芳しくなかった事で、時間外でアルコア株が下げていたのが影響したのかも知れません。　しかし、ずるずる下げることなく、先週末の終値を回復する場面もありました。

　後場は寄付きから買いが優勢となり、プラス圏での推移となります。　１時半を過ぎたあたりからしだいに買い優勢が強まり、１０９００円に向かって動き出しました。　大引けでは１０円だけ届きませんでしたが、ザラバ中には１０９１０円の新高値を記録し、買い気の強い相場となりました。

　１１０００円まであと１００円余りのところまで来ました。　順調すぎるような気もしますが、強いときはこんなものかも知れませんね。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックも強い相場が続いています。　アルコアの決算を市場がどう受け取るかに注目が集まりそうですが、朝方下げていた米国株先物も時間の経過と共に下げ渋っているような動きとなっています。　あまり気にすることは無いのかも知れません。　臭いものには蓋をすると言う事でしょうか。

　為替も２日ほど円安の流れが止まったようですが、そろそろ再出発しそうなタイミングではないでしょうか？　逆に今動かなければ流れが途切れそうなチャートの形です。

　一方日経平均先物は、昨年８月末の高値をはっきり抜き去りましたので、１２０００円付近まで節がありません。　心理的な節は１１０００円なのですが、為替しだいでは単なる通過点となるでしょう。

　明日の日経平均株価予想は続伸となる可能性が高いと見ていますが、当然利益確定の売りも出てきますので、勢い良く上がってきた銘柄は、最近のファーストリテイリングのように一旦下げる銘柄が出てきそうです。

　米国市場のように過熱感を冷ましながら少しずつ上昇して欲しいものです。　本日は以上です。

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