明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2010年1月7日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安で戻ってきました。　方向性は無く高値もみ合いで過熱指標を冷ます為の日柄調整なのでしょうか。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小幅高で寄り付きました。　多少もみ合った後、株価は上昇を始めます。　１０７８０円まで上昇し、それが本日の高値となります。　昨日大引け後に円安方向に動いた為替が戻ってきたのを嫌気してか、それ以上伸びることはできませんでした。

　後場に入っても緩やかな円高に変化は無く、もみ合いが続くのですが、２時頃から突然売りに押され一気にマイナス圏へと沈み込みます。　ＳＱ前日と言うこともあって、ポジション調整の売りが出たのではないかと考えます。　その後はきっちり戻しに入り、昨日比１０円安で大引けとなりました。　米国同様高値もみ合い状態の日経平均先物でした。

　年初から３連騰した後だけに、多少下げるのは仕方の無いことかも知れませんね。　年初から３連騰した年は、年足が陽線になると言うアノマリーがあるそうです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウ・ナスダックは高値でもみ合っている為、過熱した指標がなかなか冷めません。　次の上昇ステージがあるのなら、もう少し調整してからでないとジャンプできないのかも知れません。

　日経平均についても同じことが言えそうです。　ただ、日経平均は為替と連動していますので、円安になれば上昇しますし、逆に円高になれば下落します。　しかし、ここに来て銀行株が強くなって来ていますので、本日のＴＯＰＩＸは何とかプラスになったようです。　日経平均が足踏みをしている間にＴＯＰＩＸが追いつこうとしているようです。　銀行が元気にならないと、経済の回復が見込めませんから、なんとなく小さな明かりが見えてきたのかも知れませんね。

　明日の日経平均株価予想ですが、ＮＹダウやナスダックは引き続き調整しそうなので、為替頼みになります。　しかし、週末で３連休を控えていますので、ＳＱ明けと言えど大きな動きにはならないのではないでしょうか。　為替が大きく円安方向に動けば別ですが、そうでない限り、本日の終値付近でうろうろすると思います。

　これを書いている今、為替に動きが見られました。　突然円安方向に動いています。　９３円台に入ってくるようなら、明日は期待が持てそうです。　本日は以上です。

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