明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年12月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇し、ＮＹダウはまたまた年初来高値を記録しました。　何とも強い動きです。　誰が言ったかドバイショック、米国には全く関係の無い出来事で、良い押し目形成のきっかけとなったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日の大幅上昇によって利が乗った投資家の利益確定売りが出たのか、小幅安での始まりとなりました。　その後株価は９５００円まで下げますが、すぐさま切り返しを見せ、あっと言う間にプラス圏へと浮上しました。　高値９６５０円をつけた後は軟調な流れとなり、しだいに値を消す展開へと移行しました。

　後場は前引け値より高く始まりましたが、前場の値幅の中でのもみ合いが続きました。　大引けにかけては上値を試す展開となりましたが、本日の高値には届きませんでした。

　昨日は日銀の政策発表期待で上昇し、そして本日更に上昇したと言う事は、市場はそれなりに評価したと言う結果です。　しかし、いつも思うことですが、政策の小出しはいけません。　市場の需給に変化が出始めた時だから、結果オーライとなったようですが、これが半月前なら大きく売られていたのかも知れません。　「９０００円割れでさあ大変、どうしましょ？」となっていたことでしょう。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは本当に強いですね。　株価が実態を表しているのか少し心配になってきます。　ドバイショックで下げたのは一日だけ、２５日移動平均線にも触れていません。　これで押し目と言えるのでしょうか？　しかしこの感じで行けば、まだまだ上がありそうですが、今夜あたりはもみ合いとなるでしょう。　個人的にももみ合ってくれたほうが相場の為だと思います。

　一方日経平均先物も、とりあえず底打ち確認から上昇相場へと移行しそうな感じが見えてきました。　２５日移動平均線が９７００円付近にありますので、あともう少しです。　ボリンジャーバンドも危険ゾーンを脱出、一目均衡表の遅行線も実態へと近づいてきましたので、流れ的には上を目指す展開となってきたと言っても良いのではないでしょうか。　おまけにＭＡＣＤも本日陽転しました。

　後は為替だけです。　その為替も本日だけをとってみると非常に良い円安への流れに見えますので、明日も期待できるかも知れません。

　したがって、明日の日経平均株価は続伸を予想します。　今のところ期待通りの１２月相場となっています。　年末ぐらい良い夢を見たいですよね！　本日は以上です。

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