明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年9月8日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場は休場で、取引がありませんでした。　しかし、欧州株が高かったことを好感してか、本日の日経平均先物は、５０円高からの始まりとなりました。　寄り付き後すぐに１０３７０円をつけますが、間もなく値を消し１０３２０円（１０円高）まで下がりました。　その後再び１０３７０円をつけ上昇の波に乗ろうとしますが、上値は重く今度はマイナス圏まで値を下げました。　前引けはなんとかプラスをキープしましたが、なんとも方向性に乏しい前場でした。

　後場は再び上昇しますが１０３７０円がどうしても抜けません。　ＳＱを気にしてか、なかなか買い上がれない状況で、しばらくもみ合います。

　流れが変わったのは、２時半少し前でした。　何度も挑戦し、そのたびに跳ね返されてきた１０３７０円を上方ブレイク、そして大引けにかけて右肩上がりの展開となり、１０４１０円の高値引けとなりました。

明日の日経平均株価予想

　上海市場は寄り付き下げていたのですが、時間と共に回復し、プラス圏での推移が続いています。　日足チャートを見ても、回復の兆しが感じられますが、本日おそらく７５日移動平均線と２５日移動平均線がデッドクロスします。　そしてその付近（３０００ポイント）がちょうど一目均衡表の雲の下限となります。　そして、直近の高値もその辺りなので、すんなりと抜けてゆくのは難しいのではないかと思います。

　一方日経平均先物は、本日後場の後半から勢い付いて強い流れとなりました。　ここ最近ＳＱに向かって高くなる傾向かありますので、本日の動きを見ていたら、今月も当てはまりそうな気配です。　日足チャートでは、本日の終値１０４１０円がちょうど２５日移動平均線と重なりますので、超えて上昇できるのか？　はたまた跳ね返されるのか？　明日の動きしだいとなってきました。

　今月もＳＱに向かって高値を形成するとすれば、日足的に８月末の高値１０７７０円を抜かなければなりません。　もし抜かずに高値を形成すると、三尊天井の可能性が出てきます。　非常に重要なポイントに差し掛かってきたのではないでしょうか。

　上海や欧州の堅調な株価推移を受けて、今夜の米国市場は上昇が予想できますので、明日の日経平均株価予想は寄り付き上昇としておきます。　その後はＳＱを前に売り方がギブアップするのか？　それとも逆襲があるのか？　水曜日は荒れやすいので、気をつけたほうが良いのではないでしょうか。　本日は以上です。

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