明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年9月4日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇して帰ってきました。　上昇と言っても終日気迷いの中、引けにかけて買われたような格好でした。　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、昨日の始値と同じ１０２５０円で寄り付きました。　その後、昨日の後場にもみ合ったレベルでの推移となります。　相場が動いたのは１０時半頃、それまで抵抗となっていた１０２１０円を割り込むと、一気にマイナス圏へと沈みます。

　後場もその流れを踏襲し、安値チャレンジの展開です。　直近の安値１０１３０円には届かなかったものの、あと１０円まで迫り、それが本日の安値となりました。　その後は一旦プラス圏まで戻しますが、小安いところでのもみ合いが、大引けまで続きました。　小幅ですが続落となった日経平均及び日経平均先物です。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは小幅戻しましたが、２５日移動平均線まで届かず、力強い反発とはなりませんでした。　５日移動平均線と２５日移動平均線が間もなくデッドクロスしそうです。　今夜下がるようなら調整が決定的となるのではないでしょうか。

　ナスダックも小幅反発でしたが、上げ幅が少なかった為、デッドクロスしてしまいました。　８月に一度デッドクロスしましたが、それは騙しに終わっていますので、２度目の騙しとなるのか？　それとも本物なのか？　今夜で決まりそうです。

　今夜米国では、失業率の発表があります。　予想より改善が見られるのではないかとの楽天的な予想もありますが、もし悪ければ、市場のムードが良くないので、一気に下へ走る可能性もあります。

　一方上海市場は本日もみ合いながらも上昇していますので、８月末に空けた窓を埋めた形です。　日米より一足早く調整終了となったのでしょうか？　２５日移動平均線はもう少し上ですので、来週の動きに注目です。

　日経平均先物は、ザラバ中にボリンジャーバンドの２σの線にタッチしました。　ボリンジャーバンドの幅が狭まり、その後株価下落と共に少し開いてきました。　株価下落の始まりのパターンです。　来週はＳＱの週ですので、売り方さんにとって願っても無いチャートパターンとなっています。　以前から申し上げている１万円割れが、いよいよ現実のものとなりつつあるようです。

　先ほど掲示板にも書きましたが、このまま下がり続けるとは思っていません。　なぜなら大きな流れは上を向いているからです。　月足レベルでの調整が入り、その後は再び上昇して行くことでしょう。

　来週の予想は、今夜の米国株しだいではありますが、下に行きやすい地合いですので、買いは控えて売りから入ったほうが取りやすいかも知れません。　本日は以上です。

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