明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年9月3日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落しました。　日中リバウンドかと思わせる場面も何度かはあったのですが、そうはならず、ボックス圏での動きに終始しました。　引け間際に売られたのが気になります。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は１０２５０円で寄り付きました。　昨日大引けにかけて上昇した値幅を帳消しにした形です。　そして更に下がありました。　昨日の安値をも下回り、１０１８０円まで下落して行きました。　ここまで下がると直近の最安値１０１３０円が気になります。　しかし、株価は持ち直し、寄り付きと同値まで戻しました。

　後場は上海市場が上昇していた為、窓を空けて上昇するのですが、昨日比プラスとはならず、そこから再び下降して行きました。　その後１０２５０円を下回った辺りでのもみ合いが続き、引け際にもう一度売りが出て、本日の安値に近いところ（１０２００円）での大引けとなりました。　引け際に売られた為、本日も今週３度目の逆ザヤとなり、市場から資金が流出していることの一端が垣間見えたようです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウやナスダックは続落となり、市場には重苦しい空気が漂っているようです。　昨日しっかりリバウンドしてくれていれば、そうでもなかったのですが、大幅下落の後のもみ合いとなってしまった為、調整入り濃厚と言った感じでしょうか。　米国市場がもたもたしているようでは、先日も申し上げましたが、９月相場は陰線の可能性大です。

　上海や香港、そしてインドなどは米国とは違う動きで本日上昇しています。　明日も高いようなら上海市場の調整は終わった可能性も出てきます。　まずは３０００ポイント回復がカギになるでしょう。

　一方日経平均先物は米中両睨みの市場なので、今は米国の下落を気にしているようです。　米国調整なら日経平均先物も調整です。　そして、何より為替が気になります。　本日も一時９１円台に突っ込みましたので、７月の最高値が気になります。　そこを抜ければ一気に９０円の心理的な壁が意識され、輸出企業にとって株安の大きな悪材料となります。

　今夜の米国市場は、そろそろリバウンドが期待されても良いとは思いますが、昨日の終わり方が悪かった為、力も弱いような気がします。　気迷いか、どちらかと言えば、まだ下を見に行くような流れだと思います。

　米国がそんな感じなので、明日の日経平均先物も期待はしないほうが良いのではないかと考えます。　良くて変わらず。　下手をすれば続落を予想します。　本日は以上です。

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