明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年9月2日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大きく崩れました。　最初は上昇していたのですが、途中から大きく下落した格好です。　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は米国に追随する形で売り気配からの始まりとなりました。　大きく窓を空けて寄り付いた後はやや右肩下がりの展開で１０２１０円までありました。　そこからやや戻して前引けとなりましたが、米国が下げるとやはり付いて行く日本市場の弱さを象徴する下げだったようです。

　後場も前場同様横ばい状態となり、眠たい相場が続くのですが、どうしても抜けなかった１０２８０円を大引け間際に抜いてきました。　そして１０３１０円の高値で大引けとなりました。

　引け際に何故上がったのかは判りませんが、１０２９０円にあった大量の売り板をいとも簡単に食べて行き、弱いながらも抵抗は見せたようです。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは大きく下落し、２５日移動平均線を割り込みました。　ＭＡＣＤも陰転し、先行きが怪しくなってきました。　すぐに戻せば良いのですが、今夜弱いと調整入り必至と言ったところでしょうか。

　ナスダックも大きく下落し、こちらも２５日移動平均線を割り込んでいます。　今のところ下落トレンドに転換したとまでは言えませんが、ＮＹダウ同様今夜の動きで決まるように思います。

　上海総合指数は、米国株とは連動していませんが、昨日の戻しがあまりにも弱く、本日も昨日と同じような値位置での推移となっています。　このまま２～３日もみ合いが続くと再度「ドスン！」と落ちそうな感じです。　もしそうなれば２３００ポイント前後までは覚悟しておかなければなりません。

　一方日経平均先物も２５日移動平均線を割り込み大きな窓が開いてしまいました。　明日、この窓を埋める動きとなれば何も無かったように、上昇波動継続となりますが、もし２５日移動平均線を超えられなければ、この２５日移動平均線が抵抗となり、調整色が濃くなってきます。　今夜の米国株の動きが日米市場にとって９月相場を占う事になるかも知れません。

　私の予想ですが、今まで見ていなかった（目を瞑っていた）悪材料がしだいにクローズアップされ、インチキなストレステストにも改めて騒がれだしてきましたので、強い予想は出せません。　今夜の米国市場は、多少のリバウンドはあるものの、強い動きにはならず、全値戻しはもとより半値戻しも危ういと思います。　下手をすれば続落もありうると思いますので、明日の日経平均も期待は出来ません。　上か下かは今夜の米国市場の引け値で決まりますが、ここからは買いで取れない相場になるかも知れません。　５日が満月ですので、もし上がればそこは売りで対応したほうが良いのかも知れません。　本日は以上です。

リンク