明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年8月14日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に上昇して帰ってきました。　小売売り上げ高がよくなかったことから一旦下がっていたのですが、ウォルマートの決算が良かった事で株価は切り返したそうです。　全く逆の現象にどうしたら良いのか分からないような結果です。　しかし、株価は正しいと言うのも事実です。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は昨日比変わらずからのスタートとなりました。　本日のＳＱ値は１０６０９.４２円と高く決まったことから日経平均先物はＳＱ値に向かってサヤ寄せの動きとなり、１０６３０円まで上昇しました。　その後何度も上値に挑戦しますが、どうしても抜けない状況が続きます。　前引け間際に一瞬だけ１０６４０円を付け、これが本日の高値となります。

　「一文新値は鬼より怖い」と言う格言がありますが、後場の始まりはそれをそのまま反映したようでした。　下落して始まった日経平均先物は、１０５６０円まで下げますが、最近の地合いの良さから押し目買いが入り徐々に下値を切り上げます。　しかし、本日の壁が立ちはだかります。　前場で何度もトライした１０６３０円です。　２時をまわった頃、抜けないのなら利益を確定しておこうと思った投資家からでしょうか、売りが出てきて緩やかに下げて行きました。　週末でもあり、仕方の無い動きだったと思います。

　結果的にＳＱ値を上回って終わることは出来ませんでしたが、底堅さも感じる一日でした。

明日の日経平均株価予想

　なかなか落ちてこないＮＹダウは、１１日にボリンジャーバンドの１σを一度割り込んだのですが、一昨日、昨日と上昇した為、１σを回復し上昇トレンドがまだ継続しているように見えますが、バンドの幅が狭くなりつつあるのも事実ですので、方向性が分からなくなって来ています。

　ナスダックは昨日上昇はしたものの、チャートはほぼ十字足が出現し、気迷い状態と言っても良いのかも知れません。　ボリンジャーバンドの１シグマを割り込んだままですので、以前のような強さは感じられません。

　一方日経平均先物は年初来高値を付け、非常に強い状態です。　ＳＱ値を一旦上回り、大引けでは下回る。　ＳＱ値を挟んでの展開だった為、来週は上がるのか、下がるのか、現在のところ五分五分と言うべきかと思います。　またまた米国まかせと言うことです。　ただ、騰落レシオが１２８まで上昇してきましたので、少し冷やす必要があるかも知れません。　本日は以上です。

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