明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年8月12日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落して帰ってきました。　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は下落して始まりました。　その後上を目指すようなそぶりを見せますが、円高も進行していた為、勢いは無く１０５００円付近でもみ合いました。

　後場は前引けより下で寄り付きました。　円高に加え上海株が下げていた事が要因だと思います。　その後は１０４５０円を挟んでのもみ合いが大引けまで続きました。

　心配していたＳＱ前の意図的な波乱は見られませんでしたが、本日下落したことにより、５日移動平均線を割り込み何やら雲行きが怪しくなってきました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは、昨日下落した事により、ナスダック同様ＭＡＣＤが陰転しました。　各指標からも過熱感が無くなり、ボリンジャーバンドも１σを割り込みました。

　ナスダックも８月６日の安値を下回り、調整を示唆するような動きとなってきました。　どう見ても強いチャートには思えません。

　今夜ＦＯＭＣの政策金利の発表があります。　利上げはまだ早いので、現状維持だと思いますが、長期国債買い入れプログラムを終了させるのではないかと伝わってきています。　景気の底打ち確認と言う意味で、少しづつ政策が変更されようとしていますが、タイミングが非常に難しいと思います。　失業率が改善したと言えど僅かなもので、依然として高水準であることに違いはありません。　ＮＹダウ・ナスダック共に怪しくなってきている今、政策変更が功を奏し再び株価が上昇することは考えにくいと思います。　ＦＯＭＣが政策変更してもしなくても一旦調整するのではないでしょうか。

　日経平均先物も怪しいチャートになってきました。　上海も下げてきているようなので、世界的に調整ムードが広がってきたようです。　明日の日経平均株価予想は下です。　以前にも申し上げましたが、数日かけて１万円割れを目指して動くものと思います。

　今から年末までの株価の動きも見えてきましたが、まだ確証がつかめないので、また後日お伝えすることにします。　本日は以上です。

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