明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年8月7日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に下落して帰ってきました。　今夜の雇用統計発表を前に積極的な買いも無く、前半下げた分のカバーが出来なかったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は小安く始まり、その後株価は下へ向かいました。　途中踊り場的なもみ合いの時間帯を挟み、前引けにかけて更に下落して行きました。　この２段下げのような値動きを見て、今日は上がらないと思った方は多かったのではないでしょうか？

　後場も前場の流れを引継ぎ一旦下へ向かいます。　１時前に本日の安値１０２５０円をつけますが、その後おかしな値動きとなりました。　１時半を過ぎた頃、突然上昇しだしました。　理由は何もありません。　昨日同様先物主導で株価は上昇、大引け前には何とプラス圏まで上がってきました。　大引けも２０円高となり、私自身理解しがたい一日となりました。

　明らかに買い仕掛けが入っています。　週末でもあり、今夜に米国雇用統計を控え、通常なら前場の弱い動きを考えて、マイナスで終わらなければならないはずだったのですが・・・？

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは小幅続落、日中の値動きを見ても強さは感じず、どちらにも動けないと言ってよい状況のようです。　雇用統計の数字に市場はどう反応するか、注視したいものです。

　ナスダックも続落となり、ＮＹダウよりはっきりと下を指し示すようなチャートとなっています。　日経平均先物では、買い仕掛けのおかげで完成しなかった黒三兵が、今夜の値動きしだいで完成する可能性が出てきました。　ナスダックが引っ張って上がってきた相場だけに黒三兵出現となれば調整は避けられないところでしょう。　そして、ボリンジャーバンドは１σを割り込み、ＭＡＣＤは陰転しました。　非常に危うい状態です。

　日経平均先物は、明らかに作られた相場だけに急落に注意する危険があります。　どうしたいんでしょうね、バークレーズさんは。　指数だけ上昇し、現物がついていっていません。　本日も東証１部の値下がり銘柄が値上がり銘柄を大きく上回っています。　どこかの国の国民不在の政治のようです。　そのうちどこかでおかしくなりますよ。

　来週はＳＱ週です。　おまけにお盆休みになるところが多い為、更に仕掛けやすくなる可能性がありますので、波乱の週になるのではないでしょうか。　株価も高値圏ですので、ここで乱高下すると相場が終わり、秋に向けて下がって行くのではないかと考えます。　買い方さんは、利食えるものは一旦利食って現金ポジションを増やすべきかと思います。　来週は注意、本日は以上です。

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