明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年7月30日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に小幅下げて戻ってきました。　終日小幅安のボックス圏で推移し、気迷い状態だったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、小高く始まりました。　ＣＭＥ日経平均先物が小幅高かった為、そこへサヤ寄せした格好です。　為替が円安に動いたことも要因のひとつだったようです。　その後為替が円高に動き、それと合わせるように日経平均先物も下落して行きました。　前引けは、為替も少し戻したので、やはりそれに合わせて少し戻して終わりました。

　後場は、いつものように動きません。　昨日の終値付近でのもみ合いが続きました。　２時を過ぎた頃、それまでどうしても抜けなかった前場の終値（後場の高値）１０１２０円を一旦上抜けると１０１５０円まで上昇、少しもみ合った後、大引けにかけて上値追いの展開となり、高値１０２１０円までありました。

　これで、７月２７日のザラバの高値１０１９０円を抜いたことになるので、更なる上昇が期待できると言いたいところなのですが、東証１部の値上がり銘柄数６７５に対して値下がり銘柄数８３４と値下がりのほうが多い状態です。　なんとなく違和感を感じてしまいます。

明日の日経平均株価予想

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に高値もみ合い、本来なら、住宅指標等の改善を手掛かりとして、上昇したいのですが、多くの過熱指標を尻目に上昇することも出来ず、出来高の少ない中、値幅調整ではなく、日柄調整に入っているような気がします。

　一方日経平均先物は、明日、大きく下げることが無ければ５ヶ月連続陽線となり、かなりお疲れが出ている模様です。　今日引けにかけて上昇しましたが、何か無理やり上がっているような印象です。　そこで、６ヶ月続けて上げる事が出来るかどうか、過去１０年間の８月の勝敗を調べてみました。　結果は４勝６敗で負け越しでした。

　明日の予想ですが、７月２７日のザラバの高値１０１９０円を抜いたことで、流れは上だと思います。　しかし、綱渡りのような相場ですので、細心の注意は必要だと思います。　本日は以上です。

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