明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年7月27日

本日の日経平均先物の動き

　先週末の米国市場はＮＹダウ高・ナスダック安で引けました。　これだけを見れば気迷いなのですが、高いほうのＮＹダウに合わせるように日経平均先物は寄り付きました。　悪いことには目を瞑り、良いほうだけを見ているようです。　１００４０円で寄り付いた直後は、少しもみ合うのですが、しだいに買いが優勢となり、１０１００円を超えてのもみ合いに変化しました。

　後場も寄りつき直後から買いが優勢となり、１０１９０円まで上昇しましたが、その後は元の位置（前場もみ合った値段）、１０１００円を上回った辺りでのもみ合いが続きました。　引けにかけてはやや売られて終了しました。

　今日上げた事によって、６月１２日につけた高値を上回り、年初来高値を更新しました。　米国や中国に遅れを取っていた日本株も、高値更新の仲間入りとなりました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウが下がりません。　各指標は過熱のピークとなり、売りシグナルの花盛りです。　そろそろ・・・。

　ナスダックは少し下げましたが、ＮＹダウ同様売りシグナルの花盛りです。　普通に考えれば行き過ぎと判断するべきではないでしょうか。　景気は底を打ったと言うものの、まだリハビリの時期ですので、ハードな運動をすると、必ずしっぺ返しがありますので、警戒してください。

　今週の日経平均は、調整と予想しましたが、またまた勇み足だったようです。　しかし、下げる日が近いのは間違いの無い事実ですので、明日の予想はもう一度下と言うことにします。　理由としては、何度もいいますが、米国市場の過熱がどの指標を見てもピークを迎えている事。　そして、日経平均先物の各指標にも売りシグナルが散見される事。　あと、チャートの形が気持ち悪い事です。

　本日年初来高値を記録したのですが、６月１２日のザラバ高値１０１８０円に対し、１０円しか上に行きませんでした。　いわゆる一文新値です。　「一文新値は鬼より怖い」という格言があります。　「一文しか抜けない＝力が弱い」となり、天井を付けた可能性が高いと言うことです。　ローソク足も上髭が長く、売り方の買戻しで上げたのですが、利益確定の売りも多く出ていたことを物語っています。　本日は以上です。

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