明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年7月24日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ・ナスダック共に大幅高となり、理屈抜きの強さで帰ってきました。　中古住宅販売が３ヶ月連続で伸びた事などが背景にあったようです。

　それを受けて始まった日本市場、日経平均先物は、当然高いところからの始まりとなりました。　週末でもあり、手仕舞い売りと連日上昇している米国株への警戒感から、またまた横ばいの様子見状態が前場終了まで続きました。　前場終了間際に下値を切り上げる状態が見られたので、昨日のように後場急伸を期待させるような引け方でした。

　後場に入ってその期待は打ち破られ、株価は一気に下方向へ、９９００円を割れたところでのもみ合いとなります。　下げた後の横ばい、次に来るのは週末でもありますので、再下落と言うのが普通の読み筋だと思うのですが、今日は違いました。　２時過ぎ頃から急に買われだし、９９６０円まで買われました。　その後も反落せず、寄り付きと同値の９９４０円で大引けとなりました。

明日の日経平均株価予想

　ＮＹダウは連日の賑わいで年初来高値を更新中、とうとう９０００ドル台に乗せてきました。　文句なしの強さなのですが、いつ梯子をはずされてもおかしくないところまで来ています。

　ナスダックも非常に強く、２０００ポイントまであと少しのところまで来てしまいました。　今夜にもクリアする可能性もありますが、こちらも危うさを感じているのは私だけでしょうか？

　一方日経平均先物も米国市場の上昇に支えられ、１万円が再び見えてきました。　しかし、これで良いのでしょうか？

　今夜の米国市場は反落すると予想します。　多くの指標が売りを示していると共に、ＮＹダウ・ナスダック共にストキャスティクスが逆行現象を起こしています。　逆行現象とは株価が上昇しているにもかかわらず、数値が逆の方向に動くことで、この現象が起こったら相場が反転することが多いと言うものです。　下のＮＹダウ各指標・ナスダック各指標で確認してみてください。

　米国市場が下がれば日本市場が追随しないはずも無く、月曜日の予想は下です。　そして、日経平均先物も日足チャートで６月１２日の高値と７月１日の高値を直線で結び、その線を延長すると今日の高値９９６０円付近に当たります。　ちょうど頭を抑えられた状態です。　それに加えて今日の十字足が気になっています。

　これらの現象から、来週は調整の週になるのではないかと考えます。　日経平均はまだですが、米国市場は高値を抜いていますので、あまり大きな調整は想定していませんが、少なくとも週の前半は安いと思います。　本日は以上です。

リンク