明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年6月10日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場はＮＹダウ安・ナスダック高で帰ってきました。　米国株はこの２日程、方向性の無い展開が続いているようです。　高値もみ合いといった感じでしょうか。

　それを受けた日経平均先物は、やや高いところからの始まりとなりました。　ＳＱ前の水曜日と言うこともあって、昨日下を予想しましたが、予想に反し株価は上昇して行き９９００円手前でのもみ合いが前引けまで続きました。

　後場に入っても株価は堅調に推移し、右肩上がりの展開となります。　２時を過ぎた頃、待望の１万円にタッチ、引き続き何度もタッチするのですが、やはり重いのか２時半過ぎに一旦下げます。　しかし、東証が引けたあと、おまけの１０分間に再び１万円争奪バトルが繰り広げられますが、大引けは９９９０円ともう一歩のところで終わりました。

　ＳＱ前と言うことで、売り方買い方の思惑が交錯し、板を見ているだけでも面白い終盤でした。

明日の日経平均株価予想

　米国ではＮＹダウもナスダックも高値圏で各種指標も過熱状態となっています。　経済指標としては、今夜の貿易収支・地区連銀経済報告（ベージュブック）、明日は小売売上高、あさってはミシガン大消費者信頼感指数と連日の指標発表が予定されています。　米国株は、これらの発表に一喜一憂することが予想されます。

　一方日本では、明日ＳＱ前の最終取引日となりますので、寄り付きこそＮＹダウやナスダックに左右されるとは思いますが、その後はＳＱにらみの値動きとなりそうです。　ただ、本日１万円を何度かつけていますので、達成感が出れば反落となりますが、今日のバトルを見た感じでは、どうしても１万円に乗せてＳＱを迎えたい投資家が多いようです。

　明日の予想ですが、本日同様の１万円争奪バトルが繰り広げられるのではないかと思います。　本日の状況から考えれば買い方優勢と見るべきでしょう。　但し、米国ベージュブックに対する米株の反応は加味していません。

　それと、お祭り状態で買い上がるのは危険な水準まできていますので、動きがおかしいと思ったときは、すかさず逃げる準備だけは怠りの無いように。　こういうときに飛びついて、下げ始めても損切りが出来ず、塩漬けを作るパターンが初心者の方に最も多いパターンだと思います。　実は私も最初はそうでしたから。　くれぐれもチョンマゲだけは掴まないようにしてください。　本日は以上です。

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