明日の日経平均株価予想

本日の推移と今後の展望

2009年5月29日

本日の日経平均先物の動き

　昨日の米国市場、ＮＹダウ・ナスダック共に大きく上昇して帰ってきました。　それを好感した日経平均先物は、年初来高値の９５１０円で寄り付きました。　しかし、昨日とは逆で円高が進行した為、株価は下へと向かいました。　昨日比変わらずまで下落し、一旦反発するかに見えたのですが、最近ずっと為替に敏感になっていますので、なかなかそうも行かず、変わらず付近でもみ合い後、前引けとなりました。

　　後場も昨日比変わらずを挟んでの展開となりますが、為替が今度は円安方向に動き始めました。　日経平均先物もそれに合わせるように上昇し始めました。　引けにかけて、９５００円を挟んで壮絶なバトルとなり、私の目も板に釘付けとなりました。　高値は９５２０円（年初来高値）をつけるも、引けは寄り付きと同値の９５１０円で終わりました。

　　日経平均も９５００円を超え、高値引けとなり、今まで重かった９５００円台にのせて終わることが出来ました。

　　日経平均、日経平均先物共に年初来高値を記録したのですが、日経平均先物は、たった１０円の高値だった為、一文新値とならないように祈るばかりです。

明日の日経平均株価予想

　米国市場、ＮＹダウ・ナスダック共に、２５日移動平均線に支えられ、そこまで下がれば買いが入り戻ってくると言う状態が続いています。　叩き売られることは無いのですが、どうしてもＧＭの行方が気になるのか、今月はずっとＢＯＸ圏の相場となっています。　何度も言いますが、ＧＭ破綻は折り込み済みで焦点はその後の処理に移っていますので、破綻確定となれば相場は上へ動きます。　ただ、再生計画や雇用の確保で手を抜くと、怖い話になってきますので、オバマさんの腕の見せ所といったところでしょうか。

　一方日経平均先物は、年初来高値をつけましたが、もっとはっきり抜かないと上方ブレイク確定とはならず、今夜の米国株しだいでは、もう一度下へ行く可能性も残っています。　やはり、結論はＧＭ破綻と言うイベントを通過しないと動けないと言うことなのでしょうか？　ただ、月末にもかかわらず、今日の値動きは強いと言うほかありません。　プロ野球で優勝のかかった一戦で、９回裏２アウトランナーなしで、今にもベンチから飛び出そうとしている選手達を見るようでした。

　来週の予想ですが、ＧＭ破綻が６月１日に決定するなどと伝わってきていますので、いよいよ上昇相場の始まりとなるでしょう。　今夜の米国市場では、勇み足の買いが入る可能性がありますので、今から楽しみです。　過去の統計から言って、６月は高いことが多いようなので非常に期待しています。　本日は以上です。

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